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2009年5月

すり替わった恋

Rosabelle  「すり替わった恋」  By Sylvia Andrew シルヴィア・アンドルー
D20090505
”ドレスを変えれば瓜二つ。これを利用しない手はない!”

待ってました!大好きなシルヴィア・アンドルーさんの作品。原題が『ロザベル』と『アナベル』2冊と言う事で、なにかあると思ったら、双子入れ替え話です。
ロザベルとアナベルは一卵性双生児。幼い時母親を亡くし、ロザベルは名付け親の元へ引き取られ、ロンドンの都会暮らし。一方アナベルは無気力になった父親の元、田舎でのびのびと育つ。ロザベルは時々田舎に滞在して二人は双子らしく、久々に会ってもすぐ意気投合して、お互い見分けがつかない事を利用してすり替わったりと、悪戯して楽しく過ごした。しかしロザベルが名づけ親の息子と結婚してから、お互いめったに会えなくなる。そんな時、ロザベルの夫が亡くなり、ちょっとの時間里帰りが決まる。久しぶりに会ったロザベルは見るも悲しい元気のない姿にアナベルは驚く。ロザベルの夫はなにか曰くつきで、ロザベルは理由について硬く口を閉ざしている。しかもロンドンの家には夫の従兄弟ジャイルズがつねにロザベルを批判し、厳しく家を管理している。ロザベルはロンドンへの帰還をいやがっているようだ。そんなロザベルをたすけるべくアナベルが打ち出した秘策とは、お互いを入れ替える事。アナベルはロンドンへロザベルは田舎に。ロザベルは田舎の自由な空気でどんどん気持ちが明るくなってくる。そんな時、隣の領地のフィリップ・ウィンボルトと出会う。フィリップはアナベルを知っていて、アナベルは彼の事を、「ドアマットよ!」と言って嫌っていた。けど、彼はドアマットでなく、魅力的な紳士とロザベルは感じる。しかしすり替わった事がばれないようにしなければ・・・。フィリップも以前のロザベルとは何かが違う事に首を傾げる。あのじゃじゃ馬娘がいったい、なんだって急にああも清楚ではかなげになったのだ?
双子入れ替わり話って、ベタでほんとおもしろいです。しかも過去の事件が微妙に絡み合っていて、しかもこの一冊では解決されていないみたいですし。姿形が同じでも惹かれあうものが違うのがミソですかね。紳士×淑女 彼女を守って上げないとという感じで、次のアナベルは、暴君×じゃじゃ馬 お互いぶつかり合いですか?楽しみです。
今回も星はもちろん5つ
★★★★★
しかしシルヴィアさんの話には、よくゲ○関係がでますね。イギリスってまじ多いのか?

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狼を愛した姫君 『ディ・バラ家の物語Ⅰ』

Taming the Wolf  「狼を愛した姫君」 By Deborah Simmons  デボラ・シモンズ
D20090504
”狼の手から逃れる事が、私の幸せ・・・”

マリオン姫は後見人である暴君の伯父から逃れる為、修道院までの旅で賊に襲われる。マリオン姫を助けたのが、キャンピオン城に住むディ・バラ一族のサイモンとジェフリー。彼女は落馬によって記憶をなくしてしまっていた。キャンピオン城に住む事になったマリオン姫、ディ・バラ家の暖かい家族愛に守られ、今まで味わった事のない穏やかな日々を過ごす。ディ・バラ家にはキャンピオン伯とその息子達7人兄弟がいる。長男のダンスタンだけは自分の領地を持っていて、ここには住んでいない。しかし穏やかな日々は続かず、ついにマリオン姫の伯父が姫を返せと打診して来た。記憶の無いマリオンだが、伯父の事を聞くと、体が拒否反応をしめし、帰りたくないと思う。だが、姫を送り届けないと争いになる。兄弟達は帰りたくないと必死に訴えるマリオンを送り届ける役を誰もが渋る。だが、長男のダンスタンだけは、姫とのかかわりも無く、その役目を果たす事を引き受ける。ディ・バラ家で再も高圧的で威圧感がある、まるで狼のようなダンスタン。彼の手を逃れないと再びあの伯父の元へ。マリオン姫が取った行動とは!
うきゃーこの本とっても読みたくって、オークションで買おうかどうかすっごく悩んでいたんです。再版有り難う!デボラさんの19世紀ものはほとんど読んで大好き作家さんなんですが、中世ってなにかと苦手って事もあり、ちょっと牽制してたんですが、おもしろかったです。デボラさんの作品ってスピードがあって、ヒーローが彼女を好きになると、どうしても行動が止められないってとこがおもしろいです。しかも中世ものって迫力があります。盗賊とか悪者とかがしっかり悪で、ヒーローが力でがしがし進んで行くってところが醍醐味ですね。ディ・バラ家シリーズ毎月刊行ですので、兄弟達の活躍楽しみです。
では星は5つで
★★★★★

しかし4月はなにかと忙しくって、この絵も冬のバラの絵も4月に下絵だけ描いてたものです。本も読んでて、今ディ・バラ家のⅢを読んでますよ。
4月に読み終えたのは
●はしばみ色の甘い誘惑 ジュリア・ロンドン
●あなたという仮面の下は エリザベス・ホイト
●魔性の花嫁 デボラ・シモンズ
●すり替わった恋 シルヴィア・アンドルー
●同居生活 リサ・クレイパス
時間がありましたら大好きものだけ感想イラスト描けたらと思います。
しかも何故かキャスリーン・E・ウッディウィス熱再来で、今「狼と鳩」読破中。いやぁ~ベタでおもろいわぁhappy01

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冬のバラ

A ROSE IN WINTER  「冬のバラ」  By Kathleen E. Woodiwiss キャスリーン・E・ウッディウィス
D20090430 ”冬のバラを見つけたら信実の愛が得られるの?”

町長の娘エリエンヌ。町長である父親は賭博好きで飲んだくれのダメ親父で、弟も仕事はしないは決闘で片手を駄目にしているはで父親と同じダメ人間。上品でしっかりものの母親に死に別れて、一家の生計を管理しているのが、エリエンヌ。父親は自分の借金のかたに、器量良しのエリエンヌを裕福などうでもいい男に嫁がせようと企てる。父親が会わす見合い相手は不細工年寄り男ばかりで、エリエンヌはどうしようと危機感を募らせている時、見合い相手と勘違いでアメリカ人船長クリストファー・シートンと出会う。クリストファーは今までの父親選択の見合い相手とは異なり、魅力的な青年。しかし、このクリストファーこそ、弟の腕を撃ち抜いた決闘相手であり、エリエンヌの一家を借金苦に陥らせた宿敵だった。クリストファーに反感を持つが、何故か惹き付けられるエリエンヌ。そんな時、父親は最終手段として、エリエンヌの結婚を競売で決めると言う大胆な行動に出る。そして競売で夫の権利を買ったのは、町の謎の名士で仮面と黒衣で姿を隠し足を引きずる不気味な風貌のサクストン卿だった!夫となったサクストン卿の風貌に恐れを抱くエリエンヌ、しかしだんだんと夫の優しさと誠実な心に惹かれていく。が、自分の心を占めていくクリストファーへの想い。
もうベタベタで本当に何回読んでもおもしろすぎ。これぞ古典的ロマンス。クリストファーとの絡みがなんとも言えませんぜ。思わずバッタリバージョンとかお助けバージョンとかね見所満載。エリエンヌの勝気なもの言いも笑えるし。キャスリーンさんの書く周りの悪役達のダメダメぶりがほんとすごいです。
絶版状態だった本が新訳版になって皆読めるようになってよかったです。こういった作品がどんどん販売されたらと思います。

もちろん星は最高の5ですよ!
★★★★★
一度はキャスリーンさんの本読んで下さい。はまりますぜ。未訳の本も是非是非販売してください!!

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